スマホ版 | サロン銀河 回送 1 画像のみ by デゴイチよく走る! |
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1986年8月8日(金)、ターゲットは久々に上京する「サロンカーなにわ」。
私が「なにわ」を見たのは、この日が初めてだったと思います。
落成当初はちょこちょこ東京に来ていた気がするのに、どういうわけか来なくなってしまい、今日は滅多にないチャンスとなります。 今回の上京は、1日限りの臨時急行「サロン銀河」の運転に伴うもので、ダイヤは 9107列車、東京21:12→大阪6:05 という片道1本のみの営業運転です。 となると当然、客車を回送で持ってくるわけで、それが回8102列車、宮原操7:05→品川16:16 という「どうぞ撮って下さい」と言わんばかりの真っ昼間のスジ。それを狙います。 まず東京駅では「サロンエクスプレス踊り子」の機回しシーン。 当時は何とも思いませんでしたが、今となっては懐かしいカットです。 この頃の東京駅は、まだ11・12番線が存在し、11番線は機回し用でホームがない線路でした。 12番線は神田側のレールが切られて行き止まりになっており、電車列車が使用していました。 上の写真は12番線ホームから、機回し中の EF651108 を撮影したものです。 |
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かくして「サロンカーなにわ」は定刻にやってきました。
機関車は EF651004。
多くの“鉄”が また1004かよ とツッコミを入れたことだろうと思います。 |
「なにわ」を使用した多客臨では「サロンカー○○」という列車名になるのが通例で、今回の「サロン銀河」は不思議な命名です。
当時、市販の時刻表で夏臨が発表された際、その微妙な列車名に、客車が「サロン東京」なのか「なにわ」なのか、“鉄”の間でちょっとした予想合戦になりました。 その後に発売された 鉄道ダイヤ情報 1986年夏号で「なにわ」であることが判明しましたが、付記されていた記事には「サロンエクスプレス東京の使用も計画されていた」とあります。 「サロン東京」なら「サロンエクスプレス○○」という列車名になるのが定石で、つまるところ、計画段階では使用車輌が「サロン東京」か「なにわ」かが確定しておらず、 どちらにでも使える無難な列車名を付けておいた、というのが真相ではないかと思います。
2014.9.16 (終)
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