■自作パソコン (その2)
2020/04/24
パソコンの“脳”にあたる CPU は現在、インテル社 と AMD社 が2大メーカーとなっています。
私がパソコンを使い始めた頃は、インテルのPentium(ペンティアム)というブランドのCPUがもてはやされていた時代で、
AMDは遅れているイメージがありました。
そんなわけで、パソコンを買うときはなるべく インテルPentium を積んでいるものを選んでいたのが、今なお続いている形です (インテル信仰者ではありませんが)。
最近は、価格あたりの性能はAMDの方が良いという意見も見られるものの、ネット上の評判を読み比べても、
多分に用途や使用環境、先入観に依るものが大きい気がしますので、一概にどちらが優れているとは言い切れないようです。
インテルにおいて現在の主流は、Core (コア) というブランドのCPUで、大きく4種類あります。
種類 | 特長 | 鉄道車両で言うならば |
Core i3 | 廉価版 | 普通列車用 |
Core i5 | そこそこの価格で、十分な性能 | 急行用 |
Core i7 | 上位版 | 特急用 |
Core i9 | 最上位版 | 新幹線 |
ただし、鉄道車両では、特急用(在来線)と新幹線とでは大きな性能差がありますが、CPUの i7 と i9 はそこまで喩えるほどの差はありません。
むしろ i5 と i7 の格差が大きいです。
性能的に見て、どんな場合でも i9 > i7 > i5 > i3 が成り立つわけではなく、古いi7 < 新しいi3 ということもよくあります。
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■番台区分 (番代と書きたくなるけどw)
i3-○○○○ のようにハイフンを挟んで 4桁の数字 (3桁や、最近は5桁もある) が付いていて、おおむね、この数字が大きいほど新しいCPUになります。
4桁のうちの 千の位 は、鉄道で言うならばレールの幅 (軌間) を表していると思ってください。
i3 や i7など問わず、千の位の数字が同じなら「軌間が同じなので相互乗り入れ可」、つまり同じマザーボードが使えます。
「今は i3-2000番台 のCPUを使っているけれど、もっと性能アップしたい」
と考えるなら、i5-2000番台 もしくは i7-2000番台 のCPUを入手すれぱ、マザーボードなど諸々はそのままに、CPUだけ交換して性能アップできるということです。
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■世代
2000番台は「Core 第2世代」と呼ばれていて、マザーボードも「Core 第2世代」用に作られたものしか使えません。
同様に 5000番台なら第5世代、8000番台なら第8世代となります。
1000番台は存在せず、数字3桁のものが第1世代です。
数字5桁たとえば 10xxx なら第10世代です。
先に書いたように、マザーボードは各々の世代専用に作られたものしか使えないのが基本ですが、第6世代と第7世代は共通で使えるほか、第8世代と第9世代も共通になっていて、
マザーボードも 第6・7世代用、 第8・9世代用などとアナウンスされます。
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■補足
4桁の数字のあとにアルファベットが付いている場合があります。
覚えておいた方がいいのは2つ。
K さらにパワーアップ版。
9700 と 9700K があったら、9700K の方が高性能。もちろん価格も高い
F モニタ出力機能が無い (あるけど無効にされている?)。それ以外の性能は“Fなし”と同じ。
実売価格は“Fなし”より3,000円ほど安いですが、そこに飛びついて買ってしまうと「モニタに何も映らない」という事態になります。
(知らずに飛びついて焦った経験のあるヤツがここにいる)。
ビデオカード/グラフィックカードを別に用意することが前提で、CPUのオマケみたいなモニタ出力などハナからアテにしていないゲーマー向け。
最低限の中古でよければ
ヤフオク!
で1,000円も出せば手に入ります
※両者が合わさった KF もあります
続く
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