■もしも代々木上原が綾瀬だったら
2021/04/27
訳あって、色々な説明の切り口を考えていたら
「これは解りやすいかも」と自画自賛したくなったので、メモしておきます。
JR常磐線と東京メトロ千代田線の 北千住-綾瀬 問題。
コレ、代々木上原側で喩えると、こういう感じなんです。
●小田急と東京メトロ千代田線が“迷惑乗り入れ”だった場合の図
●東北沢から新宿へ行くとき
切符は、小田急完結の 東北沢⇒新宿 の乗車券を買います。
代々木上原〜代々木公園 間は東京メトロに乗ることになりますが気にせず、
代々木公園 (代々木八幡) で新宿行の急行・準急に乗り換えます。
東京メトロの切符を買ったり、東京メトロにお金を払う必要はありません。正式にタダ乗りOK。
●代々木上原から新宿へ行くとき
切符は、小田急完結の 代々木上原⇒新宿 の乗車券を買います。
あとは上に同じ。
●下北沢から明治神宮前へ行くとき
切符は、下北沢⇒代々木八幡 の小田急乗車券と、代々木公園⇒明治神宮前の東京メトロ乗車券が必要です (実際には1枚にまとめて発券されるでしょう)。
下北沢〜代々木八幡 (代々木公園) 間は、急行線と緩行線どちらに乗ってもいいです。
緩行線に乗ると、必然的に 代々木上原〜代々木公園 間は東京メトロに乗ることになりますが気にしなくていいです。
代々木上原〜代々木公園 間は、東京メトロの切符を買ったり、東京メトロにお金を払う必要はありません。正式にタダ乗りOK。
●代々木上原から明治神宮前へ行くとき
切符は、東京メトロ完結の 代々木上原⇒明治神宮前 の乗車券を買います。
小田急は無関係。
●代々木上原から代々木公園へ行くとき
切符は、東京メトロ完結の 代々木上原⇒代々木公園 の乗車券を買います。
ただし運賃額は、小田急の 代々木上原〜代々木八幡 と比較して安い方が適用されます。
あくまで運賃設定の問題なので、小田急の運賃額が適用されていたとしても小田急の切符になるわけではありません。
「東京メトロの初乗り運賃よりも安い、小田急の運賃額が適用された東京メトロの乗車券」になります。
ついでに 代々木上原⇔代々木八幡 の乗車券は小田急では発売しない、などと宣言されます。
●代々木上原から代々木八幡へ行くとき
同上。電車を降りる場所は代々木公園駅のホームになります。
●線路関係
緩行線と急行線を行き来する渡り線は無し。
緩行線なら緩行線だけ、急行線なら急行線だけをひたすら走ります。
両者間で転線することはありません。
常磐線では両者が物理的にはレールが繋がっている箇所はありますが、
営業列車が転線しながら走れる信号システムにはなっていません。
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たとえば松戸では、配線だけを見れば、
快速線上り⇒緩行線上り あるいは 緩行線下り⇒快速線中線⇒快速線下り
がそれぞれスルー運転可能な線路配置になっています。
しかしこれは、電車区への入出庫ルートの一部であり、
営業列車では通常そうした進路は採れません。
ちなみに東京メトロの車両が綾瀬発着で甲種輸送される際は、
おそらく信号システムを殺して快速線⇔緩行線を転線するレアなシーンが見られます。
もちろん終電後の深夜です。
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