■完売御礼
2022/09/23
大量に仕入れた フジカラー PREMIUM400-36 - 3本パック ついに最後の1箱を出荷して完売です。
2019年ころにメーカー生産終了となり、ある程度の数が問屋や販売店に割り当てられたものが、コロナ時代に突入するやフィルム需要が激減。
困った問屋や店から「在庫を引き取ってもらえないか」と問い合わせが複数来て、ほぼ全部引き取ったんですよ。
もちろん、十分に売りさばけると計算してのことですが、いざ倉庫部屋に山積みされた商品を見上げては「本当に全部これ捌けるのか???」と不安になったものです。
現在、写真フィルムが非常に品薄になっています。
一部で「転売屋が大量に買い占めている」説が出ているようですが、転売屋はあまり関係ないですね。
そもそも、転売屋のほとんどは無在庫転売と言って「注文が入ったら
アマゾン
などの通販サイトに二次注文して転送する」ものなので、直接の在庫数には影響しません。
むしろ、実際の商品数が世の中に10個しかないのに、複数の転売屋が無在庫出品をして、販売数としては100個あるような状態です。
もし、複数の転売屋にほぼ同時に注文が入ったらどうなるか・・・「ゴメンナサイ在庫切れでした」「タッチの差で他で売れてしまいました」となるわけです。
フィルムが品薄の理由としては、
1. まずコロナにより需要が減ったことで、生産ライン・人員を一気に縮小してしまった
2. 需要がある程度回復し生産を再開しようとしたが、コロナにより輸入・輸送が思うようにいかず、原材料を調達できなくなった
3. 戦争によりさらに輸入・輸送が困難になったうえ、原材料そのものの価格が高騰
4. 円安により輸入価格としてはさらに高騰することとなり、輸入を見合わせている
|
コダック製品も同様で、価格高騰に加えて円安というダブルパンチのため、輸入ストップして円安解消のタイミングを待っている状態です。
うちではフィルム現像液にコダック純正品を使用している希少店ですが、この薬品すら「当面入荷しない」と三下り半を突き付けられているほど。
代替品のルートは確保したのでフィルム現像自体は継続できますが、まぁいろいろと厳しいですね。
■ひとつ新しい記事へ:2022/10/10 免許返納問題 ひとつ古い記事へ:2022/08/22 タブレット
|