■有料急行が無料
2022/03/04
ホテル・旅館の謳い文句で稀に「有料放送が無料」なんてのがあります。まぁ何となく意味は通じますが、無料ならもはや有料○○ではないですよね。それはともかく。
秩父鉄道の電車急行「秩父路」が、期間限定(当分の間)で“無料化”されるそうです。
あくまで「急行料金が無料」という意味であって、運賃(乗車券)は必要です。この辺も書いておかないと「完全タダで乗り放題!」とか勘違いする人が出てきますので・・・
例によって私は「秩父路」には乗ったことがありませんが、普通列車で待避する側になったことは何回もあります。
倹約志向というか、SL撮影に利用するような小駅は、得てして急行が停まらないことが多いので、乗りたくても乗れないってのが実際のところなんでしょうけど。
3/12(土)「急行秩父路」の急行料金無料化
2022年3月12日(土)の交通系ICカード「PASMO」サービス開始を記念し、同日より「急行秩父路」の急行料金無料化を実施いたします。
当キャンペーンは、急行列車のご乗車には、乗車券のほかに急行料金(大人210円、小児110円)が必要なところ、2022年3月12日(土)から乗車券のみでご利用いただけるものです。
お客様により分かりやすく、ご利用いただきやすい料金体系とすることで、鉄道でのお出かけをより身近なものにします。
◇実施期間:2022年3月12日(土)〜当分の間
◇対象列車:熊谷〜三峰口間で運行中の「急行秩父路」号
◇乗車方法:キャンペーン期間中は乗車券類のみでご乗車出来ます。3月12日(土)以降の急行料金券をお持ちの方は、無手数料払い戻しの取扱いを行います。
秩父鉄道 Webサイトより
|
子どものころ時刻表を見ていて、不思議な存在だったのが地方私鉄の有料急行でした。(秩父鉄道を地方私鉄と言っては失礼かもしれませんが)
秩父鉄道では急行専用車両が用意され、普通列車の追い越しもあるなど、まだ理解の余地があるとして、もっと謎だったのが大井川鐵道です。
現在の大井川鐵道では、定期での電車急行は無くなってしまったようですが、かつては半数くらいの列車が急行だったとか。
理由として「運転経費の節約と収益向上のため」と、何かにハッキリ書かれていたのを読んだ覚えがあります。
列車の追い越しなどはなく、車両は完全に普通列車と共通運用。もっとも、クロスシート車ばかりなので、その点は許せる(?)範囲かもしれません。
■
大井川鐵道の急行は3回ほど乗ったことがあり、うち2回は新金谷⇒金谷の隣接駅間のみの乗車でした。もちろん乗車券+急行券を買いましたよ。
それでもタクシーより安いですし、歩いたこともありますが微妙に上り坂が辛いですからね。
後年「あの区間(新金谷-金谷)は急行券いらないよ」なんて話をチラッと耳にした気もしましたが、当時からそうだったのか、のちに規程が変わったのか。
それともガセネタ?
■ひとつ新しい記事へ:2022/03/06 西村京太郎さん死去 ひとつ古い記事へ:2022/01/11 銀色のヤツ
|